ITパスポート 試験 出題傾向

ITパスポート試験の出題傾向

ITパスポート試験は、平成21年まであった「初級システムアドミニストレータ試験(以下「初級シスアド」と省略)」の後継試験と言われています。しかし、厳密に言うと試験内容やターゲットの対象が変えられています。

 

試験内容は IT の基礎的な知識やそれを活かす周辺知識に焦点が絞られるようになり、ターゲットの対象は IT の実務未経験者であっても受験しやすいよう広く設定し直されました。

 

その結果、初級シスアドの合格率は 40% 台だったのに対し、ITパスポートでは 50% と高くなりました。今では合格しやすい国家資格として注目されています。

 

出題傾向からみる ITパスの目的

資格取得を目指す上での試験対策として、各試験の出題傾向をチェックする必要があります。なぜなら、この出題傾向を通して ITパスポートの目的と学習の進め方が見えてくるからです。

 

ITパスポート試験には大きく分けて 3つの分野があります。それは「ストラテジ(経営戦略)系」「マネージメント(経営管理)系」「テクノロジー(情報科学)系」です。

 

この中で特に注目したいのが「ストラテジ系」です。これは企業活動や法務などの経営戦略のことを指しています。実は ITパスポート試験の中で最も重点に置かれているのが、この「ストラテジ系」なのです。

 

では、なぜ IT 資格にこの経営戦略が必要なのでしょうか。

 

経営戦略とは、企業の経営目標を達成するために必要なステップを計画し、実行していくことを言います。そのプロセスはまず自社の強みと弱点を分析することから始まります。

 

分析をした上で、企業の利益を生み出す為に必要な策を練ってアクションを起こしていくのです。こうした全ての行程を行っていくのに欠かせないのが、IT 技術なのです。その IT技術を利用した経営戦略のことを「 IT戦略 」と呼んでいます。

 

今あらゆる企業の現場でニーズが高まっているのは、この「 IT戦略 」ができる人材なのです。

 

こうしたニーズに沿うように、ITパスポート試験もこの「ストラテジ系」を重視した出題傾向になりました。それは例え初級であっても、習得したスキルや知識を実務で活かすことを目的としているからなのです。

 

バランス感覚を保つ

この目的を理解した上で学習を進めていくと、IT への理解度も深まって学習スピードもよりアップするでしょう。

 

もちろん「ストラテジ系」だけに重点を置くのではなく、「マネージメント系」や「テクノロジー系」もしっかり勉強しておく必要があります。ITパスポート試験をパスするには、苦手分野を作らずにバランス感覚を保って勉強を進めていくことが大切なのです。